ゲーム後記
 

Dragon Quest IV (ドラゴンクエスト4) / エニックス
(PlayStation)
期待度:★★☆☆☆
完成度:★★★☆☆
グラフィック:★★★☆☆
シナリオ:★★★☆☆
サウンド:★★★☆☆
満足度:★★★☆☆
基本システムはドラクエ7をそのまま移植した感じ。得に目立つところはない。
呪文のエフェクトとかが途中からうざくなってくるので、できればOn/Offできる機能が欲しかった。(メラゾーマとか)
シナリオはファミコン版のドラクエ4とほぼ変わりなくシナリオアレンジもさほど行われていない。
ファミコン版を遊んだことある人は懐かしさを、ファミコン版を遊んだことない人は斬新さとして遊ぶことが出来るため買って損はないと思います。
いつもながらレベル上げがプレイ時間の8割以上を占めています。もしレベル99で開始できたならば最後まで1時間から2時間でいけるくらいのシナリオしかありません。
ドラクエ2,3あたりでもレベルが1こ上がるのに1時間とか当たり前で、ゲームのシナリオを進めたくても全然進まないと言う悲惨な状態に陥ります。
シナリオのなさを戦闘でカバーするというのもなんか情けない物がありますね。
次作がいつになるかは分かりませんがドラクエ8期待しましょう。
FFよりもドラクエの方が古株なのに今ではFFは10まで(来年頭に11が、再来年に12が発売)、DQは7がPSで出た状態。相当遅れを取っているので、DQ8をできるかぎりいい作品にしてもらいたいというのがユーザの私の声です。
FFも10ではシナリオに寄りすぎた事もあり一本道で分岐点の無いシナリオになってしまいました。
自由度がありかつ分かりやすく戦闘もほどほどというのがよろしいのではないでしょうか?
フリーシナリオのようにシナリオに括られないロマサガシリーズも3はかなりの完成度がありました。
エニックスの実力からして出来ないことはないはずなので頑張って欲しいです。

 

メタルギアソリッド2 SONS OF LIBERTY / コナミ
(PlayStation 2)
期待度:★★★★★
完成度:★★★☆☆
グラフィック:★★★★★
シナリオ:★★☆☆☆
サウンド:★★★★☆
満足度:★☆☆☆☆
前作メタルギアソリッドが非常に完成度が高かったため今回もかなり期待したソフトの一本です。
しかし、プレイしましたがかなり期待はずれが大きかったです。
画面は凄く綺麗で「これがPS2で書いている画面なのか」と思ったこともありました。
しかし、シナリオがあまりにも短すぎる…。
前作メタルギアソリッド1ではボス戦が9回くらいありました。
今作ではボス戦は6回くらいと少なくなっています。
しかもその他のキャラ、フォーチュンやオセロット等と真剣に対決することはありません。
シナリオとしては「この程度だったんですか。小島監督」といいたい。
一年以上延期し期待させた割りに割の合わない感じでやり終えてからの絶望感は大きかったです。
途中、バグかと思えるシーンで出くわします。バグというよりコピープロテクトにかかったような感じです。
「電源を今すぐ切るんだ」とか言ってきます。ここは非常に困りました。しかし普通にプレイしていたんだし、これで動かなかったらコナミにクレームだと思ったりしてましたが、シナリオ演出とわかりそのまま進むことが出来ました。
この終わり方だと次作ありますね。今度こそは小島さんお願いしますよ!

 

エースコンバット04 / ナムコ
(PlayStation 2)
期待度:★★★★☆
完成度:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
シナリオ:★★☆☆☆
サウンド:★★★★☆
満足度:★★★☆☆
フライトゲームです。どこからみてもフライトゲームです。
今作は前作までと比べボリュームダウン。非常に短い物となっています。
しかも今までやったこと無い人にはEASYでも難しく感じるほどの難易度があるかもしれません。
(空中戦闘で800Pointというステージね)
なんかPS2の描画能力のみを売った感じですね。
前々、ナムコの人がいってましたね。「うちの会社はグラフィックに力を入れると中身が無くなる」と…。
その通りだと思いました。
シナリオは薄いし、やることも非常にマンネリ。マップが広くなるだけで意味なしともいえる。
あとは、セリフが全部英語。背景とか見たくても、字幕を見ないと何言っているか分からないので、背景とかを見る余裕がありません。前作エースコンバット3ではすべてが日本語でした。選択肢もありました。
総合的に見てボリュームダウンです。

 

ファイナルファンタジーX / スクウェア
(PlayStation 2)
期待度:★★★★★
完成度:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
シナリオ:★★★★☆
サウンド:★★★★☆
満足度:★★★★★
王道ですな。まぁFF9は自分としては出来が悪かっただけに今回の10では期待が持てました。
シナリオが一方通行ってのはまぁ仕方ないかなってところですが、ゲームというよりシナリオ重視になっている最近のRPGを先導するような感じのゲームでした。
FFはFF3や4,5あたりで完成されていると私は思っています。
シナリオはでかければいいと言う物でもないし、戦闘が売りでもいけないと思います。
中身が大事でスムーズに行く物であるべきかと。
しかし最近ではライトユーザが増えた性で、誰でも解けるRPGというのが増えてきました。
XANADUや太陽の神殿を、その世代の人にやらせてはたして解けるのだろうか……。

このFF10には基本的に経験値もレベルもありません。スフィア盤をうけていくというRPGなのかと疑ってしまうシステムになっています。そのためLv99が最大という普通のRPGの概念がなくすすみ具合を話すに当たって困ることになります。今居る現在地を書くと自分より進んでない人の場合、シナリオをばらしてしまうことにもなりかねません。しかしLvではなせれば、現在地を言わなくていいので進んでいるか進んでいないかはそれだけで分かる代物となります。

次作(FF12)は普通のオフラインソフトのようなので、是非ともFF3,4,5当たりの原点中点に戻ったものも考えてもらえると1ユーザとしてはうれしく思います。

 

Ys I・II 完全版 / 日本ファルコム
(Windows)
期待度:★★★★★(★S)
完成度:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
シナリオ:★★★★☆
サウンド:★★★★☆
満足度:★★★★★
イースです。昔PC88やMSXでプレイしてました。それがWindowsになり、DirectXの力を得てすごく飛躍する物になりました。しかし所詮リメイクです。一体私はYs1,2,3当たりを何回解いたのか分かりません。
どうせ移植されるのでしたら他社に任せずにロマンシアや太陽の神殿・XANADUをWindowsに自社で移植して欲しかったです。Ysも1と2を移植したわけですから、3,4,5も移植するべきだと思います。
得にYs4に至っては、各機種にシナリオや音楽を渡しそれぞれの方針で作成されたため、SFC版、PCE版などとすべてシナリオが異なっています。本当はどういう物にしたかったのかということを知る上でも是非とも日本ファルコムさんが自らの手で作るべきだと思います。
Ys5はSFC用に作ったものでした。完成度はさほど高くはなかったですが、そこそこ遊べました。
コンシュマにはちょっと辛かったのかもしれません。でも今のWindowsの能力ならWindowsでもYs5はかなり容易に作成できると思います。是非とも移植してもらいたいです。
Ys3は多重スクロールなので、ちょっと辛いかもしれません。半透明のフル画面多重となるとMMXを使っても秒間60fpsはきつい物があります。Ys2の鐘突堂の屋上らへんが雲の半透明により40fpsくらいしか出ず、ぎこちないスクロールがなんか気がかりだったのを思い出しました。
で、ゲーム内容ですが、Ys1エターナル。2エターナルと同じです。
違うところと言えば、Ys1完全版の方では、連続ダメージが当たるはずだったボスに当たらなくなったりして、システム的にYs2エターナルに近い物になっていました。
タダでさえ苦戦していたカマキリ君に更に苦戦する人も多かったと思います。

 

SORCERIAN Original / 日本ファルコム
(Windows)
期待度:★★★★★
完成度:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
シナリオ:★★★★☆
サウンド:★★★★☆
満足度:★★★★★
追加シナリオで遊べるシナリオが増えるという画期的なシステムを引っさげて登場したソーサリアン。
WindowsになることによりFDの入れ替えが無くなるので、追加シナリオは困難だと思ってました。
実質困難でしょう。今回のソーサリアンオリジナルではシナリオ15本+αのデータをすべてHDDにインストしBGMをWAV-DAで演奏するという物でした。もし追加シナリオが発売される場合、そのシナリオをインストし、音楽の入ったWAV-DAのCD-ROMを入れて遊ぶことになるんだと思います。
それはそれで構わないのですが、本当に戦国ソーサリアンやピラミッドソーサリアンなどが発売されるのでしょうか?個人的にはセレクティッドソーサリアンまですべて移植して欲しいという気持ちはあります。
しかし、PC98時代に途中からタケル(TAKERU:ブラザー工業)へ全面委託するという形で日本ファルコムの手を離れ追加シナリオ4宇宙からの訪問者からタケルブランドという形でシナリオが発売されました。
そういうこともありもし追加シナリオが出るとしてもピラミッドソーサリアンまでのような気もしますが是非とも全部出して欲しいと思っております。
あとは、音楽がWAV-DAでしかもFM音源をアレンジ(86音源相当)したことにより、オールドユーザには懐かしさもありましたが、最近のユーザにはもっと派手なアレンジを望んでいる人も多かったようです。
私は根っからのファンですのでこのFM2音源もどきは非常に面白い試みだったと思います。
ソーサリアン…。どこまでいくのはわかりませんが、追加シナリオ出してもらえるなら是非出してもらいたいです。